私が一般拳士で五段の昇格考試を受験した時、試験官の先生が「君の先生はまたやりにくくなったね。」とつぶやかれた事でした。
当時の道院長は道院長交代をされたばかりで四段でしたので道院長よりも私の方が段位が上になってしまったのです。
そこで熟考の後、独立することにしました。
「やって見せ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」山本五十六の言葉ですが、この言葉を座右の銘として、なるべく分かりやすく、技の成り立ちや意味を理解してもらい、理にかなった技ができるよう指導しています。
今まで道院を続けて来れたのは、諸先輩方をはじめ、たくさんの仲間がいざとゆう時に駆けつけて勇気ずけてくれたからです。
みなさんの心が繋がっていると実感じました。いざという時に一丸となって行動できる道院を目指して行きます。
少年部の拳士は減りましたが、休眠していた一般拳士が何人か復帰しており、和気あいあいとした雰囲気です。
修行を通じて自己の可能性を信じ人間性をより高めるようと真摯に取り組んでいます。
一般男性60代
新潟赤道道院は大澤先生のもと、家族ぐるみで入門さえれている方が多くいます。
また拳士の中には休眠拳士が稽古を再開された方もいます。
私もその一人ですが、稽古を再開してみて、若い頃とは違う視点での技の奥深さや、精神面での修養は道標であり大きな魅力となっています。
また、道院の皆さんとの稽古が有意義な時間であると感謝しています。
結手